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モニターアームの適合は、VESAの穴が合うだけでは決まりません。モニターの重量、机への固定、動かすための空間まで揃って初めて候補になります。先にアームを買うより、机の裏側を確認しておく方が、取付できない組合せを早く除外できます。
メーカー資料を2026年10月19日に確認し、編集部で取付前の照合表を作成しました。強度試験や実際の取付検証は行っていません。
合否を出す順序は「机 → 重量 → 穴 → 動く空間」
机がその固定方式に対応しなければ、モニターとアームの相性を調べても設置できません。天板の材質、内部構造、厚み、裏のフレームや引き出しを先に調べます。仕様がわからない机は、外側から測れる厚みだけで取付可能と判断しないでください。
| 確認対象 | 自分の情報 | 候補の説明書と照合する点 |
|---|---|---|
| 机 | メーカー・型番・材質・厚み | 使用できる天板と固定方式 |
| 机の裏 | 縁からフレームまでの空間 | クランプの受け板と締付操作が収まるか |
| モニター | スタンドを外した重量 | アームの荷重下限〜上限 |
| 背面 | 穴の縦横間隔・凹み・指定ねじ | 取付板、スペーサー、ねじ長さの指定 |
| 周囲 | 壁・棚・ケーブルまでの距離 | アームの張り出し、回転時の干渉 |
ガラス天板ならグロメット式、とは選べない
クランプは机の縁を挟み、グロメット式は天板の穴を使って固定します。方式を替えても、天板の適合条件がなくなるわけではありません。ガラスや中空構造の天板は、机とアーム双方のメーカーがその固定を認めているかを確認し、条件が確認できなければ取り付けません。穴あけや補強板で自己判断の適合化はしないでください。
たとえばサンワサプライ CR-LA501/504/505の説明書は、クランプで挟む方式と、木製天板へ直接固定する方式を分け、材質や厚みの条件を記載しています。これは同製品の条件です。他のアームへ数字だけ転用せず、自分の型番の取付図を読みます。
「軽いから大丈夫」も、荷重範囲の外なら判断を止める
ErgotronのLXデスクマウントモニターアームの資料では、45-241-026などの許容重量は3.2〜11.3kg、取付穴は75×75mm・100×100mmとされています。LX Proなど、別シリーズや別型番の仕様ではありません。
仮に、スタンドを外すと2.8kgになる画面なら、上限11.3kgより軽くても下限3.2kgを外れます。6kgで穴の間隔が100×100mmなら、この二項目は範囲内です。ただし、それだけで机への取付やねじの適合まで合格にはなりません。このように「通った条件」と「まだ確認していない条件」を分けて記録します。
ライトやカメラ、変換金具をモニター側に載せるなら、それらを含む荷重の扱いも説明書に従って確認します。下限を満たすために重りを追加する方法は、メーカーの承認なしに行わないでください。
穴の間隔が合っても、取付板が当たることがある
背面の穴が凹んだ位置にある、端子やケーブルが近い、取付板が外装に当たる、といった点も確認対象です。ねじの長さは穴の間隔からは決まりません。モニター側が指定するねじの径・長さと、アームの付属品・スペーサーの組合せを照合します。入らないねじを力で締めたり、長さを推測したりしないでください。
壁際では、画面の位置よりアームの折れ方を見る
「画面を机の奥へ寄せたい」と思っても、関節が背面へ張り出す構造なら壁へ当たります。取付位置から、使う位置と収納位置の両方まで動かす経路を図にします。画面を縦向きに回す場合は、角が机や棚を通過できる高さも必要です。
測定メモには「机の厚さ」だけでなく、「縁から下部フレームまで」「壁まで」「棚まで」を残すと、メーカーへ具体的に相談できます。穴あけができない借り物の机や、構造が不明な机なら、元のスタンドで高さや配置を調整する案も比較してください。
画面そのものの大きさを迷っている場合は画面幅と拡大率の比較を先に。2台を並べる場合はPCの同時出力と画面配置も別に確認します。
訂正:旧版の「ガラス天板ならグロメット式」という説明は2026年10月19日に修正しました。本改訂でも、固定方式だけで取付可能と判断しない方針を引き継いでいます。
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