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ワイヤレス充電器は「最大15W」「最大25W」と数字が並びますが、何ワットで充電できるかの上限は、スマホ・充電器・電源アダプタのうち最も低いもので決まり、温度などの状況でさらに下がることがあります。本記事では、Anker Japan公式ストアで2026年9月24日時点に販売されているQi2対応4製品を、メーカー公表の出力・重さ・付属品・対応機種で比較します。当サイトは実機を所有していないため、充電時間や発熱の実測値は載せていません。
先に結論:買わない方がいい人
- iPhone 17・17 Pro・17 Pro Maxで25W充電をしたい人:本記事の4製品はいずれもワイヤレス充電時の出力が最大15Wです。Appleは、本体またはケーブルにA3502・A3503・A2580・A3250と記されたMagSafe充電器と、30W以上(15V/2.0A以上)の電源アダプタの組み合わせで最大25Wと案内しています。
- iPhone 16e・iPhone 8〜11シリーズで、マグネット吸着と最大15W充電が目当ての人:Appleはこれらを「MagSafeに対応していないQi対応のデバイス」としています。Anker MagGo Wireless Charger (Stand)はパッドを水平にすればマグネット非対応の機器も充電できますが、最大15W充電の対象はiOS 17.4以上のiPhone 12〜17シリーズ(16e・12 mini・13 miniを除く)です。
- Google Pixel 10でAnker MagGo Wireless Charger (Stand)を使いたい人:同製品のAmazon商品ページ(ホワイト・ブラックとも)に「本製品は Google Pixel 10には対応していません」と記載されています(2026年9月24日確認)。
Qi・Qi2・Qi2 25W・MagSafeの違い
MagSafeはAppleのマグネット式ワイヤレス充電です。Wireless Power Consortium(WPC)はこれをもとにした共通規格Qi2を定め、その後、最大25Wに対応した「Qi v2.2.1」を「Qi2 25W」のブランド名で発表しました。マグネットのない従来のQi充電器では、置く位置は自分で合わせる必要があります。
iPhoneのモデル別の最大出力(Apple公式情報)
以下はApple純正MagSafe充電器を使った場合の値です。25W・22.5W・20Wの行は、本体またはケーブルにA3502・A3503・A2580・A3250と記されたMagSafe充電器が条件で、旧型(A2140)では15Wまでです(出典:Appleサポート「iPhoneでMagSafe充電器を使う方法」)。
| iPhoneのモデル | 最大出力 | 必要な電源アダプタ |
|---|---|---|
| iPhone 17・17 Pro・17 Pro Max・16 Plus・16 Pro Max | 25W | 30W以上(15V/2.0A以上) |
| iPhone 16・16 Pro | ピーク時22.5W | 30W以上(15V/2.0A以上) |
| iPhone Air | ピーク時20W | 30W以上(15V/2.0A以上) |
| iPhone 17e・iPhone 12〜15シリーズ(12 mini・13 miniを除く) | 15W | 20W以上 |
| iPhone 12 mini・13 mini | 12W | 9V/2.03A以上 |
| iPhone 16e・iPhone 8〜11シリーズ(X・XS・XRを含む) | MagSafe非対応(Qiで充電。ワイヤレス充電はiPhone 8以降) | |
25Wを使うには、iPhone・充電器・電源アダプタの3つがすべて条件を満たす必要があります。AppleのiPhone 17の仕様には「最大25WのQi2ワイヤレス充電」とあります。ただし他社製Qi2 25W充電器に必要な電源はメーカーごとに違い、たとえばAnkerのB25N1の取扱説明書は45W以上を指定しています。同説明書は、25W充電はバッテリー残量80%未満のときだけで、保護のため速度が自動的に下がることがあるとも説明しています。本記事で扱う最大15Wの製品では、どのiPhoneでも15Wが上限です(常に15Wで充電されるわけではありません)。
Androidの場合(Google Pixel 10シリーズ)
Googleは、純正のPixelsnap充電器での最大出力をPixel 10・10 Pro・10 Pro Foldは15W、Pixel 10 Pro XLは25Wとしています。Android端末は機種ごとに条件が違うため、端末メーカーの仕様ページに載っている対応規格と最大出力を、充電器の対応機種と照らし合わせてください。
比較表:Qi2対応4製品の公表スペック
価格はAnker Japan公式ストアの税込表示価格(2026年9月24日確認)です。Amazonや楽天ではセール等で価格が変わります。
| 製品 | 形 | ワイヤレス充電時の出力 | 同時に充電できる台数 | 重さ | 公式価格 | 電源アダプタ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| MagGo Wireless Charger (Stand) | スタンド | 最大15W | 1台 | 約250g | 4,990円 | 付属しない(25W以上が必要) |
| MagGo Wireless Charging Station (3-in-1, Dock Stand) | スタンド | 最大15W | 3台(15W / 5W / 5W) | 約300g | 9,990円 | 40W充電器が付属 |
| MagGo Power Bank (10000mAh) | モバイルバッテリー | 最大15W | 2台(ワイヤレス+USB-C、合計最大18W) | 約250g | 9,990円 | — |
| MagGo Power Bank (10000mAh, Slim) | モバイルバッテリー | 最大15W(2台同時は5W) | 2台(同時出力時はUSB-C 12W+ワイヤレス5W) | 約207g | 9,990円 | — |
記事内の数字で計算すると:3-in-1 Dock Standは9,990円で3台を充電でき、40W充電器も付いてきます。1台あたりに直すと約3,330円です。1台用のStandは4,990円で、これとは別に25W以上の充電器が必要です。StandにはApple Watch用の充電部がないため、Apple Watchも充電するなら3-in-1が必要です。スマホ1台だけなら、本体価格はStandのほうが5,000円安くなります。ただしStandは1台ずつしか充電できず、25W以上の充電器も別に要るため、充電器を新たに買うなら総額の差はその分小さくなります。
デスク・枕元に置く充電器
Anker MagGo Wireless Charger (Stand):スマホ1台だけならこれ
公式仕様によると、サイズは約152×90×90mm、重さは約250g、入力は9V⎓2.5A、マグネット式ワイヤレス出力は最大15Wです。最大15Wで充電できるのは、iOS 17.4以上にアップデートしたiPhone 12以降のMagSafe対応モデルです(iPhone 16eはMagSafe非対応)。iPhone 12 mini・13 miniの上限は、Appleの案内(純正MagSafe充電器)では12W、Ankerの別製品(B25N1)の取扱説明書では15Wと記載が分かれるため、本記事では15W充電の対象に含めていません。パッドを水平にすると、イヤホンなどマグネット非対応の機器も充電できます。Apple Watch用の充電部はありません。保証は24ヶ月で、Ankerの会員登録をすると6ヶ月延長されます。
注意点は3つあります。
- 充電器(電源アダプタ)は付属しません。メーカーは25W以上の充電器を使うよう案内しています。
- 厚さ2.5mm以上のケースは外す必要があり、MagSafeに対応していないケースは使えません。
- Amazonの商品ページ(ホワイト・ブラックとも)には「本製品は Google Pixel 10には対応していません」と書かれています。
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向いている人:iPhone 12〜17シリーズ(16e・12 mini・13 miniを除く)を1台、立てた状態で充電したい人。
向かない人:Apple Watchも一緒に充電したい人、手元に25W以上の充電器がない人。
Anker MagGo Wireless Charging Station (3-in-1, Dock Stand):3台をまとめて充電する
公式仕様によると、サイズは約125×88×88mm、重さは約300gで、出力はスマホ15W・イヤホン5W・Apple Watch 5W(合計最大25W)です。スマホ部分は最大45°傾けられます。40WのUSB PD充電器と1.5mのUSB-Cケーブルが付属します。スマホへの15W充電について、AnkerはiOS 17.4以上のiPhone 12以降のMagSafe対応モデル(16eを除く)を対象としています(12 mini・13 miniの扱いはStandの項を参照)。ケースを使う場合はMagSafe対応品が必要です。取扱説明書では、付属品以外の充電器を使う場合は36W以上の出力が必要です。
向いている人:iPhone・AirPods・Apple Watchを1か所で充電したい人。
向かない人:スマホ1台だけを充電し、25W以上の充電器をすでに持っている人。この場合、本体価格はStandのほうが5,000円安くなります(充電器を新たに買う場合、差額はその分縮みます)。スマホとイヤホンを同時に充電したいなら、Standは1台ずつなので3-in-1が向いています。
※以前の版で紹介していた「Anker 3-in-1 Cube with MagSafe」は、家電量販店で「販売を終了しました(生産完了)」と表示されています。Qi2に対応した後継のAnker 3-in-1 Cube with Qi2は17,800円、約370g、出力は15W / 5W / 5Wで、3-in-1 Dock Standと同じ出力の組み合わせです。
持ち歩く:ワイヤレス充電できるモバイルバッテリー
Anker MagGo Power Bank (10000mAh)
公式仕様によると、容量は10000mAh、サイズは約107×70×20mm、重さは約250gで、折りたたみ式のスタンドを備えています。出力はマグネット式ワイヤレスが最大15W、USB-Cが最大27W、本体への入力はUSB-Cで最大20Wです。Anker Japan公式ストアでは「在庫わずか」と表示されています(2026年9月24日確認)。
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比較候補:Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)
公式仕様によると、容量は同じ10000mAhで、サイズは約104×71×15mm、重さは約207gです。ワイヤレス出力は最大15W、USB-Cの出力と入力はどちらも最大30Wです。公式価格は無印と同じ9,990円です。残量表示はLEDで、スタンド機能はありません。
2機種の差:公式価格と容量が同じなので、1mAhあたりの価格はどちらも約1円です。Slimは43g軽く(約17%減)、5mm薄く、USB-Cの出力が3W高くなります。ただしSlimでワイヤレスとUSB-Cを同時に使うと、出力はUSB-C最大12W・ワイヤレス最大5W(合計17W)に下がります。無印の合計最大出力は18Wです。一方、無印には折りたたみ式スタンドがあり、充電しながらスマホを立てて置けます。持ち歩きの軽さを優先するならSlim、机や移動中に立てて動画を見たいなら無印、という分け方になります。
モバイルバッテリーは電気用品安全法の対象で、経済産業省は2019年2月1日以降、PSEマークのないモバイルバッテリーの販売を禁止しています。MagGo Power Bank (10000mAh)は、公式ストアの機能欄に「PSE技術基準適合」と記載されています。容量の選び方はモバイルバッテリーの容量ガイドで解説しています。
選ぶ前に確認すること
- スマホの最大ワイヤレス出力:iPhoneは上の表で、Androidは端末メーカーの仕様ページで確認します。スマホが15Wまでしか対応していなければ、25W対応の充電器を買っても上限は15Wです。上限なので、機種・電源アダプタ・温度などの状況によってはそれより低くなります。
- 電源アダプタの出力:MagGo Stand(25W以上・別売)、Apple MagSafe充電器(A3502等)で25W充電する場合(30W以上・15V/2.0A以上)、3-in-1 Dock Stand(40Wが付属、別売品なら36W以上)など、充電器ごとに必要な出力が決まっています。アダプタの出力が足りないと、最大出力で充電されません。
- ケース:ケースを使う場合はMagSafe対応品を選び、厚さの上限(MagGo Standは2.5mm未満)を確認します。Appleは、クレジットカードや交通系ICカードをiPhoneと充電器の間に挟まないよう注意しています。
- 発熱:Appleは、充電中にiPhoneや充電器が若干熱を帯びることがあり、バッテリーが熱くなりすぎると80%以上の充電を制限する場合があると説明しています。
電源アダプタの選び方はUSB Type-C規格ガイドとUSB-C 100W充電器の比較で解説しています。
よくある質問
Q. ワイヤレス充電器はどのスマートフォンでも使えますか?
A. 使えるのはワイヤレス充電に対応した機種だけです(iPhoneは8以降)。マグネット式の充電器は、吸着する機種と吸着しない機種があります。たとえばAnker MagGo Wireless Charger (Stand)は、最大15WでのQi2充電の対象をiOS 17.4以上のiPhone 12以降のMagSafe対応モデル(16eを除く)としています(12 mini・13 miniはAppleの純正MagSafe充電器では最大12W)。また、Amazonの商品ページではGoogle Pixel 10に非対応と記載しています。購入前に、充電器の対応機種の欄に自分の機種が載っているか確認してください。
Q. iPhone 17には25W対応の充電器が必要ですか?
A. 25Wで充電したい場合だけ必要です。iPhone 17はMagSafeとQi2の両方で最大25Wに対応しています。Apple純正MagSafe充電器を使う場合は、本体またはケーブルにA3502・A3503・A2580・A3250と記された充電器と、30W以上(15V/2.0A以上)の電源アダプタが条件です。他社製のQi2 25W充電器を使う場合の必要電源はメーカーごとに違い、Ankerの一部製品は45W以上を指定しています。15W対応の充電器でも充電はできますが、上限は15Wです。
Q. ケースを付けたまま充電できますか?
A. 充電器によって条件が違います。Anker MagGo Wireless Charger (Stand)では、ケースを使うならMagSafe対応品が必要で、厚さ2.5mm以上のケースは外す必要があります。カードを収納できるケースは、充電前にカードを抜いてください。
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