スマートホームの始め方|最初の1台と費用をメーカー価格で比較【2026年】

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スマートホームは「家じゅうを一度に自動化する」ものではなく、赤外線リモコンで動く家電をスマホや声で操作できるようにする1台から始めると、手持ちの家電を買い替えずに済みます。本記事では、スマートリモコンとスマートスピーカーの現行モデルを、メーカー公表の価格・対応規格で比較します(2026年9月時点の情報です)。

先に結論:買わない方がいい人と、最初の1台

スマートリモコンを買わない方がいい人

  • 家にWi-Fiがない、または2.4GHz帯を使えないルーター設定のまま変えられない人。SwitchBot ハブミニは2.4GHzのネットワークで設定するよう公式サポートが案内しています。
  • 操作したい家電が赤外線リモコンを使わない人。スマートリモコンが操作できるのは赤外線リモコン対応の家電です。電源のオン・オフだけで動く家電はスマートプラグで操作できる場合がありますが、SwitchBotはプラグミニの注意事項で、電気ストーブ・電熱器など無人で動くと火災や感電の危険がある機器の接続を禁止しています。暖房器具にはスマートプラグを使わないでください。

なお、常時マイクが入った機器を家に置きたくない人は、スマートスピーカーを省き、スマートリモコンとスマホアプリだけで使えます。

最初の1台はスマートリモコン

エアコン・テレビ・照明など手持ちの赤外線リモコン家電を、買い替えずにスマホから操作できるようになるのがスマートリモコンです。声で操作したくなったら、あとからスマートスピーカーを足せば済みます。

スマートリモコン比較(2026年9月時点)

製品メーカー価格(税込)Matter対応補足
Nature Remo nano4,980円対応センサー非搭載。2024年10月に3,980円から改定
SwitchBot ハブミニ(Matter対応)5,980円対応Wi-Fiは2.4GHzで設定。温湿度センサー内蔵ケーブルは標準では付属しない
SwitchBot ハブ29,980円対応温湿度センサー付き(センサーは付属ケーブル内)
Nature Remo 3——2026年9月時点で欠品中。出荷再開は2026年12月上旬予定

出典:Nature「Nature Remo nano」販売価格改定のお知らせ、SwitchBot ハブミニ(Matter対応)公式、SwitchBot ハブ2 公式、Nature「Nature Remo 3」の欠品と出荷再開時期について。価格はメーカー表示の値引き前価格で、実売は各ECで変動します。

選び方

  • とにかく安く試したい:Nature Remo nano(4,980円)。Natureのサポートページによると、Nature Remo nanoに登録した家電はMatterとAppleのホームハブを介してiPhoneの「ホーム」アプリに追加できます。
  • SwitchBotのカーテンやボットなど他の製品も後で足したい:SwitchBot ハブミニ(Matter対応)。
  • 室温・湿度を条件にエアコンを動かしたい:SwitchBot ハブ2は温湿度センサー入りのケーブルが付属します。ハブミニ(Matter対応)も、メーカー発表によれば温湿度センサー内蔵の電源ケーブルをつなげば、同じように温湿度を条件にした自動化ができます。このケーブルは標準では付属しませんが、2026年9月時点のSwitchBot公式ストアでは「温湿度センサケーブルをプレゼント」と表示されています。特典の期間と条件は公式ストアで確かめてから購入してください。メーカー価格の差は4,000円です。
  • Nature Remo 3を狙っている人:メーカー発表では出荷再開が2026年12月上旬予定です。今すぐ始めたいなら上の3機種から選ぶ方が早く手に入ります。

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Matterとは:メーカーをまたいで使うための共通規格

Matterは、業界団体Connectivity Standards Alliance(CSA)が策定したスマートホームの共通規格です。CSAは2022年10月4日にMatter 1.0の規格と認証プログラムを公開しました。CSAの説明では、MatterはWi-FiとThreadのネットワーク上で動作し、初期設定にBluetooth Low Energyを使います。

初心者にとっての実用上の意味は、メーカーの専用アプリ以外からも操作できる道が増えることです。たとえばNature Remo nanoは、登録した家電をMatter経由でiPhoneの「ホーム」アプリに追加でき、2024年10月にはAmazonの「Matter シンプルセットアップ」にも対応しました(Natureのお知らせ)。ただし、Matter非対応の製品もいまも販売されているため、購入前に製品ページで「Matter対応」の記載を確認してください。

スマートスピーカー比較(声で操作したい人向け)

製品価格(税込)音声アシスタントMatter
Amazon Echo Pop5,980円(発売時)Alexa対応
Amazon Echo Dot(第5世代)7,480円(発売時)Alexa対応
Google Home スピーカー16,800円(Googleストア)Gemini for Home—
Apple HomePod mini22,800円(Apple)Siri対応(ホームハブとして利用可)

出典:ケータイ Watch(Echo Pop発表)、価格.comニュース(Echo PopのMatter対応)、Impress Watch(Echo Dot 第5世代)、AV Watch(Google Home スピーカー)、Apple HomePod mini。Amazon Echoはセール時に大きく値下がりするため、表は発売時の価格です。

  • Google Nest Miniは製造終了しています。後継としてGoogle Home スピーカーが2026年6月25日に発売されました。
  • HomePod miniは2026年6月25日の値上げで14,800円から22,800円になりました。Echo Pop(発売時5,980円)の約3.8倍です。iPhoneの「ホーム」アプリを外出先から使うためのホームハブが必要な人以外は、価格差に見合うかを考えてから選んでください。

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最小構成でいくらかかるか(記事内の価格で計算)

構成合計(税込・定価ベース)
Nature Remo nano のみ(スマホ操作)4,980円
Nature Remo nano + Echo Pop10,960円
SwitchBot ハブミニ(Matter対応)+ Echo Pop11,960円
SwitchBot ハブ2 + Echo Pop15,960円
SwitchBot ハブミニ(Matter対応)+ HomePod mini28,780円

声で操作する構成でも、スピーカーにEcho Popを選べば1万円前後から始められます。一方、HomePod miniを組み合わせると合計の約8割(22,800円÷28,780円)がスピーカー代になります。

始め方の手順

  1. ルーターの2.4GHz帯が使えるか確認する:ルーターの設定画面で2.4GHz帯のSSIDが有効になっているかを見ます。スマホが5GHz帯につながったままだと初期設定に失敗することがあるため、設定中はスマホも2.4GHz帯のSSIDに接続します。
  2. スマートリモコンを置き、よく使う家電から登録する:家電のリモコンを向けて赤外線信号を登録します。操作頻度の高いエアコンから始めると効果が分かりやすくなります。
  3. 声で操作したい場合はスマートスピーカーと連携する:Alexaアプリなどでスマートリモコンのサービスを有効にし、アカウントを連携して家電を追加します。
  4. 自動化を1つだけ作る:「平日7時にエアコンをつける」のような時刻条件のものが最も簡単です。

賃貸で始めるときの注意

スマートリモコン・スマートスピーカー・スマートプラグは、コンセントに挿すだけで設置できるため、壁の穴あけや配線工事はいりません。スマートロックは製品によって取り付け方式が異なり、両面テープで固定するものとシリンダーを交換するものがあります。シリンダー交換型は管理会社への事前確認が必要です。

照明を調光・調色したい場合は、スマート電球という選択肢もあります。たとえばPhilips Hueのスターターセットは、電球3個と制御用のHue Bridgeがセットになっています。

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関連記事:賃貸OK・工事不要スマートロックおすすめ5選【2026年版】

セキュリティで最低限やること

  • Wi-Fiのパスワードを推測されにくいものにする
  • 各機器のアプリでファームウェア更新を有効にしておく
  • メーカーアカウントで2段階認証が使えるなら有効にする

よくある質問

Q. スマートリモコンで始めるといくらかかりますか?

A. 本記事で比較したスマートリモコンでは、Nature Remo nano(メーカー価格4,980円)1台からスマホ操作を始められます。声でも操作する場合は、Echo Pop(発売時5,980円)を加えて合計10,960円です。

Q. 賃貸でも使えますか?

A. スマートリモコンやスマートスピーカーはコンセントに挿すだけで使え、工事は不要です。スマートロックのうちシリンダー交換型は、管理会社への事前確認が必要です。

Q. iPhoneとAndroidのどちらでも使えますか?

A. どちらでも使えます。Nature Remo nanoの専用アプリはiOS 15.0以上とAndroid 8.0以上に対応しています。Appleによると、iOS 18以降のiPhoneならホームハブなしでMatter対応アクセサリを「ホーム」アプリに追加・操作できます。ただしNatureはNature Remo nanoの「ホーム」連携をホームハブ経由の手順で案内しており、外出先から操作するにもHomePod miniなどのホームハブが必要です。

SwitchBot製品をまとめて検討する場合は、公式ストアの価格も確認できます。

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この記事を書いた人

ガジェットピックス編集部

メーカーの公表スペックと各ECサイトで取得した価格をもとに比較しています。実機は所有していません。

最終更新: 2026年9月 ・ 編集方針を読む →

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