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結論:違いは「親指ホイール」と「大きさ・重さ」
MX Master 3SとMX Anywhere 3Sは、公表スペックのうちセンサーの最大解像度(8,000 DPI)、MagSpeedホイール、バッテリーの最大使用日数(フル充電で70日)が共通です。違うのは、横スクロール用のサムホイールがあるかどうかと、本体の大きさ・重さです。付属品にも差があり、MX Master 3Sの通常モデル(MX2300GR)にはLogi Boltレシーバーが付属しますが、MX Anywhere 3Sと、MX Master 3SのBluetooth Edition(MX2300CR系)には付属しません。
ロジクール公式オンラインストア(2026年9月時点・税込)では、MX Master 3Sはレシーバーが付属しないBluetooth Edition(MX2300CR系)が16,200〜17,820円、MX Anywhere 3Sが15,950円です。どちらもレシーバーなしの構成で比べると、上限価格の差は1,870円です。値段では決まりにくいので、「どこで使うか」で選ぶのが早道です。
- 机に置いたまま使う・Excelや動画編集で横スクロールが多い → MX Master 3S
- ノートPCと一緒に持ち歩く・机が狭い → MX Anywhere 3S
先に確認:MX Master 3Sには後継機「MX Master 4」が出ています
ロジクールは2025年10月30日に後継機MX Master 4を発売しました(ロジクール ニュースリリース)。発売時のロジクールオンラインストア価格は21,890円(税込)です。ロジクール公式の楽天市場店では、MX Master 3S(MX2300GR)が「在庫限りで終了」と表示されています(ロジクール楽天市場店)。一方、公式オンラインストアでは2026年9月時点でもMX Master 3Sが販売されています(公式ストア)。
MX Master 4で加わった主な点は次のとおりです。
- 親指の位置が振動する触覚フィードバック(ロジクールのマウスで初)
- 付属レシーバーがUSB-A型からUSB-C型のLogi Boltに変更
カーソル位置にショートカットを呼び出す「Actions Ring」はMX Master 4の目玉機能として紹介されていますが、ロジクールのサポート情報では2025年8月からMXデバイス全般で使えるとしており、MX Master 4だけの機能ではありません(ロジクール サポート)。
このほか公式発表では、サムホイールの位置を数ミリ上に移し1回のスクロールで動く範囲を広げたこと、USB-C型Logi Boltレシーバーで接続性をMX Master 3/3S比で2倍強固にしたことが挙げられています。MX Master 4の本体重量は150gで、MX Master 3Sの141gより9g重く、公式ストアの上限価格の差は4,070円です。これらの改良にこの価格差を払うかどうかが、3Sと4の分かれ目です。
MX Anywhere 3Sの後継機は、2026年9月時点でロジクールから発表されていません。MX Anywhere 3Sは公式ストアで販売中です(公式ストア)。
買わない方がいい人
MX Master 3Sを買わない方がいい人
- マウスを毎日カバンに入れて持ち歩く人。141gあり、MX Anywhere 3Sより42g重い
- 手が小さく、大きなマウスを包むように持つのがつらい人。全長は124.9mmある
- USB-Cポートしかないノートで、付属品だけでLogi Bolt接続したい人。3S通常モデルの付属レシーバーはUSB-A型(USB-C型のLogi Boltレシーバーは別売で、公式ストアで1,320〜2,420円の価格帯)。USB-C型が付属するのはMX Master 4
MX Anywhere 3Sを買わない方がいい人
- 横スクロールを一日中多用する人。MX Anywhere 3Sにはサムホイールがなく、横スクロールはサイドボタンを押しながらメインホイールを回す操作になる
- レシーバーで接続したい人。MX Anywhere 3SにはLogi Boltレシーバーが付属しない(別売)。付属品だけではBluetooth接続のみ
- 手のひら全体を預けて持ちたい人。高さは34.4mmで、MX Master 3S(51.0mm)より約17mm低い
スペック比較表(MX Master 4も併記)
| 項目 | MX Master 3S | MX Anywhere 3S | MX Master 4(参考) |
|---|---|---|---|
| 発売 | 2022年6月 | 2023年6月 | 2025年10月30日 |
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 84.3×124.9×51.0mm | 65.0×100.5×34.4mm | 88.2×128.2×50.8mm |
| 重量 | 141g | 99g | 150g |
| センサー | 最大8,000 DPI(ガラス面対応) | 最大8,000 DPI(ガラス面対応) | 最大8,000 DPI(ガラス面対応) |
| ホイール | MagSpeed+サムホイール | MagSpeed(サムホイールなし) | MagSpeed+サムホイール |
| 総ボタン数 | 7 | 6 | 8 |
| 静音クリック | あり(従来モデル比で約90%静音) | あり(MX Anywhere 3より静音) | あり |
| バッテリー | 最大70日/1分充電で3時間 | 最大70日/1分充電で3時間 | 最大70日 |
| 接続 | Bluetooth/Logi Bolt(USB-Aレシーバー付属) | Bluetooth/Logi Bolt(レシーバー別売) | Bluetooth/Logi Bolt(USB-Cレシーバー付属) |
| マルチデバイス | 最大3台 | 最大3台 | ― |
| 公式ストア価格(税込) | 16,200〜17,820円(Bluetooth Edition・レシーバー別売) | 15,950円 | 18,905〜21,890円 |
※公式ストア価格は保証期間(1年・2年)の違いで幅があります。2026年9月時点のロジクールオンラインストア表示です。公式ストアで販売中のMX Master 3SはBluetooth Edition(MX2300CR系)で、レシーバーは付属しません。表の「USB-Aレシーバー付属」は通常モデル(MX2300GR)の仕様です。「―」はMX Master 4の公式発表に記載がない項目です。
出典:MX Master 3S 仕様(ロジクール)/MX Anywhere 3S 製品仕様(ロジクール ニュースリリース)/MX Master 4(ロジクール ニュースリリース)
大きさの差を数字で見る:Anywhere 3Sの外形寸法の積はMaster 3Sの約4割
公表寸法の幅×奥行×高さを掛けると、本体がちょうど収まる直方体の体積はMX Master 3Sが約537cm³、MX Anywhere 3Sが約225cm³で、MX Anywhere 3Sは約42%です。本体の実際の体積や、カバンの中で取るスペースそのものではありませんが、ポーチや収納ポケットに入るかどうかの目安になります。
重量は141gに対して99gで、MX Anywhere 3Sのほうが42g(約30%)軽くなっています。
一方、MX Master 3Sは手のひら全体を預ける大型のエルゴノミクス形状で、親指側にサムホイールがあります。MX Anywhere 3Sは高さ34.4mmの小型・低背の形状です。どちらが手に合うかは手の大きさと持ち方で変わるため、店頭で触れられるなら確認してから選ぶと確実です。
操作面の違い:サムホイールの有無が最大の差
両機種とも、ロジクールのMagSpeed電磁気スクロールホイールを搭載し、公称値は1秒間に1,000行のスクロールで同じです。
差が出るのは横方向です。MX Master 3Sは親指側にサムホイールがあり、Excelの横に長い表や動画編集ソフトのタイムラインを、親指でホイールを回して左右に動かせます。MX Anywhere 3Sにはサムホイールがなく、「戻る」または「進む」ボタンを押したままメインホイールを回すと横スクロールになります(ロジクール サポート)。ただし、そのサイドボタンにジェスチャーボタン、アドバンスドクリック、ポインター速度の変更、修飾キーなど長押しを使う一部の機能を割り当てると、そのボタンでの横スクロールは無効になります。
ボタン数はMX Master 3Sが7、MX Anywhere 3Sが6です。どちらも専用ソフト「Logi Options+」で、アプリごとにボタンの機能を割り当てられます。
接続の違い:Anywhere 3Sは箱から出すとBluetoothのみ
両機種ともBluetoothとLogi Bolt(ロジクール独自の無線レシーバー)の両方に対応し、最大3台の機器を切り替えて使えます。
注意したいのは付属品です。MX Master 3S(MX2300GR)にはUSB-A型のLogi Boltレシーバーが付属しますが、MX Anywhere 3Sにはレシーバーが付属しません。Bluetoothが使えないPCや、社内規定でBluetoothが制限されているPCで使う場合、MX Anywhere 3Sは別途レシーバーを買う必要があります。
価格の考え方
公式ストア価格の上限同士で比べると、MX Master 3S Bluetooth Editionは17,820円、MX Anywhere 3Sは15,950円で、差は1,870円です。どちらもレシーバーは付属しない構成です。レシーバー付属の通常モデル(MX2300GR)は、ロジクール公式の楽天市場店で「在庫限りで終了」と表示されています。
ただし、MX Master 3Sは販売店によって「在庫限り」の表示が出ている時期です。販売価格は店舗ごとに変わるため、購入前に各ストアで確認してください。
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よくある質問
Q. 2機種のセンサー性能に違いはありますか?
A. 公表スペック上は同じです。どちらも最大8,000 DPIのセンサーで、ガラス面にも対応しています。
Q. バッテリー持ちに違いはありますか?
A. 公表値は同じで、どちらもフル充電で最大70日、1分の充電で3時間使えます。実際の持ちは使い方で変わります。充電端子はどちらもUSB-Cです。
Q. 今からMX Master 3Sを買うのは損ですか?
A. 後継のMX Master 4は2025年10月30日に発売済みです。Actions RingはMX Master 3Sでも使えます。MX Master 4の主な変更点は、触覚フィードバック、サムホイールの位置と操作範囲の改良、USB-C型Logi Boltレシーバーの付属です。これらを重視しないなら、MX Master 3Sも選択肢に残ります。MX Master 4は公式ストアの上限価格が4,070円高く、重量は9g重い150gです。
Q. MX Anywhere 3Sはレシーバーで接続できますか?
A. Logi Boltに対応していますが、レシーバーは付属しません(別売)。付属品だけではBluetooth接続になります。
まとめ
- 最大DPI・スクロール速度・最大使用日数の公表値は同じ。違いはサムホイールの有無、大きさ(外形寸法の積で約4割)、重さ(42g差)。レシーバーが付属するのはMX Master 3Sの通常モデルのみ
- 公式ストアで販売中のレシーバーなし構成同士の差は1,870円。価格よりも使う場所で選ぶ
- MX Master 3Sには後継のMX Master 4(2025年10月30日発売・21,890円)がある。MX Anywhere 3Sの後継機は2026年9月時点で未発表
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